映画『HERO』&秋の気配

 張芸謀の『HERO』を見た。張の映画は、『紅いコーリャン』とか『菊豆』ぐらいしか見ていなかった。色彩へのこだわりは共通しているものの、内容の充実度がぜんぜん違うので、すごく面食らった。エンタメとしてみるべきなんだろうけど、それにしては退屈。中国剣士のハイパーな戦闘シーンなら、王家衛の『楽園の瑕』のほうがぶっとんでておもしろかったしなあ(これもよーわからん話だったが)。ワイヤー吊り下げは、もうなんとも、、、。
 さて、今日はとても秋を感じた一日だった。肌寒くて、外に薄着で出ると震えるほど。夏の暑さにはホトホト参ったので、今日みたいな過ごしやすい日がこれから増えるのかと思うと、すごくうれしい。温かいお茶も飲みたくなるし、お鍋も美味しい季節になる。果物も安くて種類も豊富になる。まだ値段は高いけど、今日は柿が登場していた。今は甲斐路を見つけたら買っている。巨峰ほど甘みが強くなく、わたしの好きな味。暦も来週には10月になるのだから、秋の気配が漂ってくるのもあたりまえですね。

映画『HERO』&秋の気配」への2件のフィードバック

  1. おと吉

    あらま、「HERO」ですか。
    ウチでは「ヒデオ」が通称名です。
    チャン・ツィイーは、例のシャンプーのCMが映るたびに「あ、負けるヒトや」と変なレッテルを貼ってしまいました。
    まあ、何かとキツイ国には幻想芸術が発展するものです、ラテン・アメリカ文学に顕著なように。かの北の国で撮られた怪獣映画も含んでいいのかは別として。

  2. kiryn

    チャン・ツーイーは、王家衛の『2046』にでていたのがよかったです。今回のはちょっと、、、あまり論ずるほどの内容、ないですよね。次は『LOVERS』を見る!・・・多分。
    ラテン・アメリカ、映画や文学は好きなんだけど、行ってみたいとはあまり思わないんですよねー。なんでだろう。たんに情報量の違いなのかな。あ、料理はたまに食べたいです。メキシコ料理は思ったより野菜がたくさんあったので、それもよかったです。

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