サッカー、決勝戦に入って中休みに入ったので、夜はつかのまの息抜き。
オランダ・ビールのグロールシュ、チェコ・ビールのバドヴァルを買ってあった。やっぱりバドヴァルは美味い! でもどっちも負けた。冷蔵庫にはドイツ・ビールのエアディンガー・ヴァイスビアも入っている。酵母系のビール大好き。でももしかして縁起悪いのだろーか・・・(応援するけどっ)。あとはイタリアと意外にもフランスだから、こっちは定番のワインかなあ。それより、ウクライナ料理が気になる。どんなものかぜんぜんわからない。ラードを使ったボルシチとか有名なの? ウクライナってビールあるのかなあ? 南米は、コロナみたいな炭酸のきっついうっすいビールなんだろうなあと思うと、いまいち楽しめない。サッカーは見ていておもしろいけど。
月別アーカイブ: 2006年6月
不思議譚2
山田章博の『百花庭園の悲劇』と『おぼろ探偵帖』を読む。いつもながら絵の完成度はすばらしい。昔の作品ほど描き込みも少なくなって、いっそう洗練されたように思う。あとあいかわらず引用がすごい。『おぼろ』のほうは、文明開化の明治東京を舞台に心中物・化け物・百物語・怪談・浮世絵テイスト満載。泉鏡花がそのまま物語に登場してくるのもご愛嬌。
鏡花つながりで、『婦系図』を読み始める(多分なかなか読み進まないなー)。江戸っ子弁って難しい。あと『聊斎志異』も併読。こちらは中国民間伝承の不思議譚が満載。もう普通に壁の絵のなかに人が入っていったり、幽霊と会話したりして、短編ばかりだけどおもしろい。
サッカー4
チェコ×イタリア、いよいよキックオフです。
今日はチェコ・ビールとグラーシュにするぞー、と思っていたけど、生憎一日中雨のため買い物にいけなった。焼酎と味醂干しで観戦することになった。もう一度チェコ・ビール買いに行くチャンスがめぐってきますように。
サッカー3
チェコ×ガーナ、このまえのチェコの華麗なるパスワークを期待して見たら、「・・・・・・」になってしまったよ・・・。ガーナのほうがパスつながっていたし。つぎのイタリア×アメリカはみなかったけど、この組はすごい混戦状態になったみたい。チェコ×イタリアがマジで楽しみ。あ、ガーナ×アメリカの勝敗も関係してくるのかー。なんて泥臭い展開なんだ。日本戦より目がいってしまうよー。といっても今晩も見るだろうけど。
サッカー2
アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ、あそこまでいくと見てるのがツラクなる試合だったわ・・・。
ところで、夜中に録画したサッカーの試合をぼちぼち見てるんだけど、結果が分かってしまうとつまらないので、朝のニュース番組などはできるだけシャットアウトしている。サイトの結果速報もできるだけ見えないように隠している。なのに電車にのると、スポーツ新聞を広げるオジさんが伏兵みたいに出没してきては、せっかくのわたしの努力を水泡に帰してくれる。
サッカー
負けた、負けてしまった、、、。
赤いシューズの俊輔のゴールも、いまいちスカッとしたものではなかったけど、でも後半の途中まではイケるイケそう!だったのにー。なんか脱力してしまって、家の中が今すごくトーンダウンしてます。岡ちゃんの解説聞いてると、さらにトーンダウンしてきたわ・・・。
次は一週間後かぁ。分裂した旧ユーゴスラヴィアからクロアチアとセルビア・モンテネグロと2チームも出るなんて、ここって相当強いの?(あ、モンテネグロはつい最近独立しましたね。) クストリッツァの映画もいつもサッカー・ネタが入っているし、サッカー熱はすごそうな国だ。
大絵巻展
ちょっと前だけど、京都国立博物館でやっていた大絵巻展を見てきた。量が多いわりには見飽きず、おもしろかった。セリフが書き込まれたりして、たしかにマンガみたい。ただマンガっぽいから逆に、生原稿や生セル画の一部を大量に並べられているかんじで、話の筋がいまいち分からん、全部よませろ〜という不満も残った。
友人はこの企画展が気に入って、何度か見に行ったらしい(展示の場面をときどき変えていたらしいので)。この友人に、「日本人って昔からサブカル好きなん?」って聞いたら、「絵巻物はサブカルではない」とこんこんと説教されてしまった。
パン焼きが日常と化してだいぶ経つ。冬のあいだはパンがふくらまず、粉のせいかイースト菌のせいか水の温度のせいかかといろいろ悩んだけど、最近は調子よく膨らんでいる。気温の要素って大きいんだなあとあらためて思った。
不思議譚
rickie lee jonesの’it’s like this’と’the evening of my best day’、ben leeの’awake is the new sleep’のアルバムが現在のお気に入り。一時期ジャズノヴァっぽい曲ばかりかけ流していたが、最近再びロック系。rickie lee jonesにビートルズのfor no oneのカバーが入っているんだけど、カバー曲って何気にいい。
土曜深夜にやっているアニメ「holic」がおもしろくて、つい原作大人買いをしてしまった。最近は、アニメもマンガもおもしろそうと興味がひかれても、すぐに飽きてしまって見続けられない。子どものころは続きが気になって、お稽古事から帰ってきたころに見る夕方のアニメがあんなに楽しみだったのに。一巻だけ買って続きを買わずにいるマンガもたくさんあるし。holicもちまちま読んでいたら飽きそうなのだが、半分逃避先と化していたので拍車がかかって勢い読みしてしまった。
このマンガ自体は立派なエンタメだけど、話に不思議譚の要素がところどころ挟まっていて、その辺にどうも反応しているみたい。holic読んで思い出したのが、山田章博と内田百間。壺中天と水仙の天女の話や、蝶々が絵柄から抜け出す話、掛け軸の中から人が抜け出してくる話、紅茶に映った蝶々をそのまま飲んでしまう話etc. オカルトというわけでも怪談というほどでもないのだが、人や動物、人外のものと境が曖昧なまま、途切れるように終わる話が好きだった。百間の話に出てくる女なんて、着物を着ているから分からないけど、みんな足とか平気でなさそうだった。
今思うと、この手の話は中国の伝説に多くの源泉があるんだろうな。荘子の胡蝶の夢なんてまさにそうだし。中島敦の中国を舞台にした奇譚も不思議な話が多いし。この手の話をもっと読みたい。
映画感想
ぼちぼちサイトの草むしりをできるかな〜。ずいぶんほったらかしで雑草生えまくり。いろんなところに不義理をしている気がするが、二つも三つも同時進行できない自分のキャパの小ささを嘆いております。
ところで落ち着いたら何か映画みたいと思っていたので、HDにストックしてあったものをいくつか見てみた。感想ともいえない程度のメモをちょこっとだけ。
「下妻物語」
想像していた以上におもしろかった。映像の色合いがきれい、流れもテンポがよくてすごくいい。「ジャージの国」の住人は場所柄、わたしの住むところにも大勢いるようだが、わたしの目はそういうのは事前にシャットアウトする機能がついているので、よほどでなければ気にならない。ちなみに「オタクの国」の住人もはじくので、日本橋とかヨドバシに行ってもそんな人は見えない。でも桃子みたいな人は目にとまる。
「キャシャーン」
すいません、最後まで見れませんでした。この監督は映画向きではないと思ふ、、、。画面ごとのシーンはやたらきれいだが、映像と話がつながってない、話みえない、主人公の印象が残らん、ゲームっぽいと言うのは簡単だが、ゲームにはゲームのよさがあるので比較もできない、宮迫は俄然「下妻」の方がいい味だしてる。だいたいキャシャーン自体知らないんだよねー、、、。
「エス」
das experimentが原題のドイツ映画。心理学の実験で、一般人を集めて、囚人と看守にランダムにふりわけ2週間その役柄を監獄で演じてもらう、という話。レヴュー書こうかと迷っているけど、後味悪いし暴力モノは見ているのが辛いし、あんまり突き詰めて考えたくない。でもよく出来ているとは思うし、いろいろ考えさせられる映画。とくに「実験」のゲーム性やルール性が一気に崩れだして、無限定な暴力が際限なく越境していくあたりはおもしろい。人物の振り分けという初期設定にどれだけ結果が左右されるのかも気になるところ。
