日本昔話の教訓

 当分忙しいです・・・。午前中書いていたデータが消えてしまって、疲労が三倍です・・・。
 こういうとき決まって思い出す話が「鶴の恩返し」。あの鶴って、労働者だよなあとつくづく思う。機を織れば織るほど自分の体が消耗していって、恩返しという名でタダ働きさせられて、しかももっと織ってくれとどんどん仕事が積み上げられてさ。「絶対姿を見てはいけません」という約束していたから最後にトンズラできたけど、あの約束がなければ、死ぬまでタダ働きだったよ、あの鶴。わが身と重ね合わせて切なくなるわ。
 あの話の教訓は、はじめに「こういう場合はお仕事できません」と逃げ道を作っておけということじゃないかな・・・。
 こんなこと書いてるより、この前東京の国立西洋美術館で「マックス・クリンガー」展を見てきたのですよ(あ、メインのイベントは「ラ・トゥール」展だったけどね。まあ、こっちは人多すぎでした)。クリンガーの連作ちゃんと見たことなかったので、あれは見れてラッキーだった。忘れないうちにちゃんと文章にしておきたいのだけど、いかんせん今は鶴な状態でなんともなりませぬ。クリンガーの作品集ほしいなあ。売ってなかったんだよね。