忘年会と世代格差

 忘年会だった。 このまえ牡蠣に当たってひどい目にあった記憶がまだ新しく、アルコールはできるだけ控えめにした(他のメンツに聞くと、別にあたってなかったらしい。ということはわたしだけ? やっぱり体調不良だったのかな・・・)。そのおかげで、気分が悪くなることはなかったけど、食べすぎになったのか胃もたれ気味。最近胃薬のお世話になりっぱなし。
 忘年会では、オジさまに囲まれて紅一点なわたし。話を聞いているのは楽しいといえば楽しかった。ちなみに大学紛争時代の話を延々きかされた。こっちにとってはリアリティがないので、受け答えもちょっとシビアになりがち。向こうは話しづらかっただろうか? でもアルコール入っているしエキサイトしているし、多分しゃべってていて楽しかったのではないか、と思いたい。
 実際、「え?○○○を知らんの?なんで知らんの!」と詰め寄られても困るんだよねー。知っていることがあっても、同時代的体験というより歴史的知識だったりするし。バブル世代の価値観をもっている人とすらジェネレーション・ギャップを感じることが多いってのに。時代の空気を共有していないのは、いまさらどうしようもないです。
 でも、同世代と話をするのとはまた違ったおもしろさがあるし、同世代にはない気骨は感じる(「ない」というのはnothingの意味ではなくて、空気のように分かり合える感覚をもつ同世代には、別の種類の情熱があると思ってます)。茶化す気持ちはぜんぜんなくって、この世代のもつ政治的な感性には惹きつけられる部分もある。これは世代というより、話をした相手の個人的資質に対する評価なのかな? でもやっぱり、どこか世代特有の感性も関わっている気がする。うまくいえないけれど。 

忘年会と世代格差」への4件のフィードバック

  1. あざらしくん

    やっほ。
    >「え?○○○を知らんの?なんで知らんの!」
    この○○○ってなになのかしらん?「血のメーディ」や「六全協」じゃないわよね。「新宿動乱」や「フォークゲリラ」かしら?それとも「インター」?
    そりから、おじ様たちは「大学紛争」って言っていたの?「大学闘争」じゃなくて??
    それにしても酔って、あの時代の話をするのはダメダメね。しらふでやって欲しいわねー。
    カラオケでインター、歌いたい!!?
    http://www.hymn.ru/internat

  2. kiryn

    ○○○が空白なのは、単語が覚えられなかったからです。「大学紛争」と「大学闘争」はちがうんですか〜?
    そういや大学のとき、ゼミの先生が
    「わたしが院生(だか助手だか)のとき、窓の外で安田講堂が燃えていたんですよ」
    と仰ったのですが、ゼミ生のだれかが
    「火事ですか?」って
    真顔で聞いてましたから。確実にゼミ生全員が「火事の話や」と思ってましたから。
    無理ですよもう、偏差値と受験の価値観を既存のものとして受け入れてきた世代ですもの。オジサマのいう「大学はつぶれると本気で思っていた」という発言も、マジで?ってかんじですもの。
    >カラオケでインター、歌いたい!!?
    すでに歌詞も音もわかんないですよん。カラオケでも多分、「変わった歌うとてはるわ〜」になると思われます。

  3. あぞらしくん

    >「大学紛争」と「大学闘争」はちがうんですか〜?
    ちがうんですよ〜。Wikipediaでも「運動主体の学生たちや運動賛成者は「闘争」という言葉を、傍観的立場の人々は単に「学生運動」、運動反対者や保守的な思想の人たちは「紛争」という言葉を用いる傾向がある。」って説明されているように、あの運動をどう呼ぶかでその人の思想性がわかるのですよ〜。何気なく話していても、こういった表現の違いで、わかるのよね、、、例えば、日本共産党を日「共」と略して、共をカッコでくくると(以下略)
    >バブル世代の価値観をもっている人
    こり、私の世代だわ、、、
    >インター
    私はデモの後で皆が歌っているのを初めて聞いて。おー、これがインターか!と思ったくちです。

  4. kiryn

    「大学紛争」「大学闘争」「学生運動」・・・な、なるほど、いわれてみれば、立場によって使う言葉を選択するというのはよくあることですが、ここにはそんな違いがあったのですね。件のオジサマが「紛争」といったのか「闘争」といったのか、分からないです。でもこの定義だと「闘争」を使っていたハズ?
     「闘争」のほうが崇高な響きがあるのかなあ。"Mein Kampf"をつい思い出してしまうけど・・・、あ、でも少年マンガやゲームでも「闘」の字はあふれているか。

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