ブラームスのコンサート

 だいぶまえにチケットをとっておいたコンサートに行ってきた。
 曲目は、ブラームスの弦楽六重奏曲第1番変ロ長調と第2番ト長調。ヴァイオリンとチェロとヴィオラによる六重奏だった。さすがに六重奏ともなると、音に厚みがでて複雑な旋律に聞こえてくる。目をあけて奏者の動きを見ているのも楽しければ、目をつむって、音の流れだけを辿るのも楽しかった。
 ヴァイオリン奏者の長原幸太さん目当てだったので、彼が主題を奏でる第2番のほうが印象的だった。ヴァイオリンについてはまったく分からないけれど(ヴァイオリン以外も分かりませんが)、長原さんのヴァイオリンは繊細な音から大胆な音まで自在に操れるようで、瞬間瞬間に変化していく躍動感に満ちた旋律に聞き入っていた。
 高音と低音が掛け合ったり、クレッシェンドからフォルテへと、またピアノへと音の高低がめまぐるしく変化していく様子など、息をつかせないような展開も多く、楽章がおわるたびに深く息を吐き出していた。
 1時間半ほどだったけど、堪能いたしました。
 ただ平日だと次の日もまた平日で、なんとなくあわただしいのね。それにコンサートの前に軽く食べて、終わったらどこかで食事をと考えていると、あっというまに10時すぎて帰るしかなくなってしまう。コンサート前にがっつり食べておくべきなのか、でもそうすると満腹になって寝てしまいそうな気もするし、、、悩みどころです。