ミロラド・パヴィッチの『帝都最後の恋−−占いのための手引書』を読んだ。
タロットカードをめくりながら対応する章ごとに読むもよしという、読者参加型の仕掛けが満載だったのだけれど、あいにくタロットカードをもってないので、順番どおりに読んだ。もういっぺん読み直したいというのが今の気持ち。さらっと読むだけでも十分楽しめるんだけど、もっと深読みすべき本じゃないかという気がしてならなくて、表層をたどっただけの今の段階では、感想も平板なものしかでてこなくて、とにかくもったいない気がする。
パヴィッチの邦訳はたった3冊しかないけれど、三谷惠子さんのあとがきを読むと、原語ではたくさん出版されているみたい。読みたいなあ。
あとがきに紹介されていたHP。
http://www.khazars.com/en/
日記らしきものもあるけれど、セルビア語でしょうかロシア語でしょうか読めません。英語版はちょっとずつ読んでいきたい。