お正月の過ごし方

 お正月には凧上げて〜独楽を回してあそびましょ〜♪ でもこのお正月は読書三昧で過ごすのです。図書館でいっぱい借りてきたものね。トルストイでしょードストエフスキーでしょーメルヴィルでしょーエーコでしょーって、こんなに読めるか!っていうくらい。でもテレビを見ない分、読書と映画鑑賞に時間を当てたいデス。お正月映画はけっこういいものがテレビ放映されるようだし。
 映画といえば、kirynはドイツ語を習っているのですが、年末の授業のとき、先生のコッパー氏がドイツ映画のビデオを貸してくれた。1944年のナチス時代の作品で、世相の暗いムードを吹き飛ばすために作られたコメディだ。戦意高揚物ではなくてコメディというあたりが驚きだったんだけど、随所随所がやっぱりナチっぽいんですね(ワイマール時代のギムナジウムが舞台なんだけど、ワイマール的な教師は軟弱で怠惰、ナチの党員になっている教師は規律正しく清潔、みたいな)。
 まあ、ともかくそのビデオをコッパーが貸してやるというから(←多分もって帰るのが面倒くさい)、どうしよかなあと思ったんだけど(←多分見ない)借りることにした。で、
“Danke schoen. Ich lerne Duetsch noch mehr aus diesem Videofilm.” (ありがとうございます。このビデオでもっとドイツ語勉強します)
と殊勝にも言ったのに、
“Aber dieser Film wurde in der Nazizeit gedreht. Moechtest du militaerisches Deutsch lernen?” (でもこの映画はナチ時代の作品だよ。キミは軍国主義的なドイツ語を覚えたいの?)
って笑われた。く〜。いっそのこと「軍国主義的なドイツ語を喋る日本人の女」、というあたりを狙うか?
(Monday, January 01, 2001)