キル・ビル

kill bill
2003年、米
監督:クェンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン
ルーシー・リュー
ダリル・ハンナ


 『バロン』や『カウガール・ブルース』や『パルプ・フィクション』に出ていたユマ・サーマンはけっこう好きだった。今回、こうした作品のときよりもだいぶ精悍な顔つきになっているけど、それはそれでいいと思った。なんといってもサムライだしね! それにしてもヘンな役柄が多い女優さんだよ・・・。
 いやもうフツーにおもしろかったんですが、かなりけったいな作品ね。映画の世界に入り込むには監督の趣味の度合いが強くて、ぜんぜん入り込めない、ヘンすぎて。やはりユマに日本語喋らせるのはヤメテほしかったな〜英語でいいじゃんよ、英語で啖呵きってるほうがカッコいいよ、ねえ? 見ているこっちのテンションがズレまくるのよ。
 とにかく横にタランティーノがついてて喋りまくっているかんじで、「お前ウルサすぎ」と心の中でツッコミいれても、後半にいけばいくほど喋くりたおしてくるので、もう笑うしかない。「ハイ!これお約束ね!ハイ!ここツッコミいれて〜」とかいちいち指示してくるみたいで、ウィークエンダーとか銀ちゃんとか思い出させるより普通に映画の世界に入りこませろー!といいたいかな、と・・・ま、言ってもムダだけど・・・。
(29.Mai.2004)
コメントいくつか。


ki