本の整理

 ひきつづき、掃除の話。
 本棚をひっくり返していると、梅棹忠雄氏の有名な『知的生産の技術』がでてきて、ついつい読みふけってしまった。だいぶ昔に買ったようで、読んだ記憶はあるんだけど、読んだだけだったんだと思う。あらためて読み直してみると、とくに第5章の「整理と事務」など、今まさにわたしが求めていることだーと、妙に感動してしまった(よーするに、紙の山をどうするのか、どこに何があるのかちゃんと把握できているのか、という問題)。
 本棚の整理も、この本を読んでもういっぺんやりなおして、背表紙がそろっているとかいう見栄えにこだわらずに、テーマごと、著者名ごとに並べ替えてみた。ぐちゃぐちゃだけど、なんとなく賢そうな本棚になった。でも「本を横にしてはいけない」という提言を守るのは難しいなあ。世の中の蔵書家に比べればぜんぜんたいした量じゃないんだけど、それでも、見やすい・取り出しやすいを優先すると、本棚のスペースがあっというまに足りなくなる。結局、すきまに本を押し込んでいる。
 ともあれ、この本も、前に読んだはずなんだけど、あまり内容を覚えていなかった。自分の必要性がなければ、本の内容も生きてこないものなんだなあと思った。本自体は家庭内コンピュータが一般化する前の時代に書かれたものだけど、カード式の記録の話なんて、コンピュータにダイレクトにつながる話ではある。でもこの本を読んでいると、自分がいかにコンピュータなどいろんなスキルを使いこなしていないかがよく分かる・・・。

本の整理」への5件のフィードバック

  1. 木谷★

    整理、特に本棚の整理、それは常に課題かもしれません。。。本の並びに規則性、連続性を持たせるようにすると、棚も頭の中もすっきりしそうな気がしますね。大事ですなぁ、整理術。
    「本を横にしてはいけない」は、結構難しそうです、スペースの問題で。隙間におさめたくなるのが人情じゃないかな。。。。

  2. kiryn

    こんばんは。
    >隙間におさめたくなるのが人情
    って、おもしろいこというね〜。
    空間の有効利用というか、狭い空間にモノをついつい押し込んでごまかしているだけだったんだけど、人情といわれると、そんな気もしてきました。
    でも外から見えないところの収納はすごいことになっているよ。もう一分の隙も逃すまじと、本を横にしたり縦にしたり斜めにしたり段違いにしたり、パズルまがいのことをやって、隙間をうめています。

  3. kiryn

    木谷さんちのコメント欄がみつからなかったので、こっちに書かせてね(もしあったらゴメン)。
    喫茶店のストーブっていいよね!といいたかったのでした。わたしもこの冬お気に入りの喫茶店をみつけたんだけど(←禁煙なの。意外とないよね)、そこがストーブを燃やしているお店なのでした。ストーブの傍にとにかく座りたがったわたし。あったかくてシアワセだよねアレは。

  4. 木谷★

    >横にしたり縦にしたり斜めにしたり段違いにしたり、パズルまがいのことをやって、隙間を埋めています。
    そちらもかなり面白いこと言ってますぞ。棚ん中パズル…想像して、うふっ、です。
    大きな本棚の人は、全部縦に綺麗に並べてもおさまるのでしょうけどね。そうでない人は、裏でインチキしないと収容し切れないからなぁ。。。
    ありがとう、blogコメント頂いてゆくわ★ 今コメント欄は都合によりおひまを頂戴しています、ごめんよ。そうなの、喫茶店でストーブのそばにいる時間って、何とも言えずしゃ〜わせなんだよね。

  5. kiryn

    ああ、でもストーブの季節はとうとう去ってしまったわね。短い春を楽しみましょう、って気分です。

コメントは停止中です。