無駄と有用性の境目

 家のなかにあふれる物をどうやって整理したらいいか、のノウハウ本が巷にあふれている。参考になるのがあれば参考にしようと、ぱらぱら見たりする。たいていワードロープをどう管理するかという話ものっていて、3年ぐらいを目処に、一度も袖をとおさなかったら処分しろ、とアドバイスがされていたりする。
 わたしは思い切りの悪い性格なので、気に入っていた服や値の張った服はなかなか捨てられない。ノウハウ本は読んでも、あまり実行に移すことは少ないかも・・・。じゃあいつまでも箪笥のこやしでいいのか、となるんだけれど、こやし状態になっていた服がもう一度復活することだってある。
 今年の冬に買ったウールのカーディガン、青い色が気に入ってこのところずっと着ている。これのインナーに合わせるのに丁度いい薄手の青色セーターが、箪笥の奥に眠っているのを思い出して、久しぶりに引っ張り出してきた。適度にくたっているけれど、インナーにするからあまり目立たないし、色合いはすごく合っている。捨てなくてよかった〜と、ちょっとうれしかったりする。
 合理的思考のノウハウ本は、「無駄を無駄と認識せよ!そして無駄をなくせ!」とせまってくるんだけど、無駄と有用性の境目なんてあいまいだと思うのね。セーターは一例だけど、物にしても自分の思考回路や行動にしても。そりゃ物をためこむのも限度はあるけど、その限度は人それぞれ違うはず。「こうすればよい!」という単純化されたルールの提示には、少々押し付け感も感じ取ってしまうわけで・・・。物事を単純化して汎用性を高めるのが、ノウハウ本の宿命だから仕方ないにしてもさ。
 ・・・曖昧な部分も全部「無駄」と判断してくる功利的で合理的な思考パターンの単純さが、いやなのかな。

7 thoughts on “無駄と有用性の境目

  1. keiko

    今日は、keikoです。
    ・・何だか深いな〜とか思って読んで
    おりました。。
    案外、日常の(どの服を捨てるかとか
    どの広告を捨てるかとか
    キリないですが笑)と内的な問題(少々
    大袈裟かもしれないけれど)って、この
    境い目と言うかバランスに殆ど依って立ってるのかもしれないと思ったりしました。
    だけど、そう思えば意外とスッキリーするなあと。だって、少なくとも今自分は
    その部分で立ち止まっているんだ、って
    客観的に認識出来るじゃーないですか?
    ・・と、独りごちてしまいましたが、
    ピントが狂っていたらすみません。。
    さておきインナーはよれていても・・って凄い分ります 笑

  2. kiryn

    keikoさん、こんにちは。
    優柔不断で決断力のないわたしは、人の意見やらなんやらにすぐに感化されてしまいます。感化されるだけならまだしも、「わたしはそんな風にできない、だめだ〜」ってネガティヴ思考に陥りやすいのですね。
    でももう一度後から考えると、アノ人が言ってたことってほんとに正しいの? 少なくとも、わたしにとって合っている考え方なの?と疑問も出てくるわけでして、、、。
    >今自分は
    その部分で立ち止まっているんだ、って
    客観的に認識出来るじゃーないですか?
    おっしゃるとーり!です。
    自分の立ち位置や性格を客観的に眺めることも必要なんですよね。
    でもまあ、「無駄」も見方によっては十分意味があるんですよ。まだうまく説得できないけど。
    すぐに怠けている、なんとかしなきゃってあせってしまうのはもう、現代人の強迫観念だからねー分かっちゃいるけど、シンドイです。

  3. keiko

    コンニチハ。
    強迫観念って、かなりありますよねー確かに。
    コンプレックスとストレートに
    言い換える事も可能かもしれません私の場合ですが。
    ・・強迫観念も、結局他との比較に
    よって生じると考えれば、そんなに変では無いのかもしれませんが  汗。
    でも無駄は無駄ってだけでも無い
    んじゃないか?と疑問を持ち始めた所だったので、この記事読んで嬉しくなりました。
    kirinさんの無駄へのリスペクトは
    結構、マイブームですか^^?
    —-
    ・・”私はそんな風には出来ないって
    ネガティブ思考に陥り易い”というコメントを読ませて頂いて思ったのですが、ネガティブにも傾向や理由があるのか?!と。笑
    ・・私はよく言われるのはネガティブとポジティブの両極激しいみたいな事だったりします(まあ、程度の差こそあれ、誰だってそうでしょうが・・。
    ただ自分としてはネガティブ寄り、⇒諦め。とか逆にむしゃらに進む、とか逃避に走る・・的な感じだったりもしていて
    それがコンプレックスだったりするのですが、
    やぱり捉え方(ネガティブも、無駄も)
    なんでしょうかねー。。。。
    と、お邪魔いたしました。
    さてチョコレートワッフルでも頂きます。
    keiko

  4. kiryn

    keikoさん、こんにちは。
    レスありがとう、うれしいです。
    >強迫観念も、結局他との比較によって生じる
    滑車の中を走り続けるネズミになることで、ヒトもモノもカネも回る世界ですからねぇ。
    競争原理を生み出す原動力の一つが強迫観念なんですよね。
    シホンシュギな世の中のからくりなんて、みんな分かっちゃいるだろうけれど、それでも「降りる」のは怖いし、別の道が用意されているわけでもない(ほんとはここを自分で考えないといけないんだけど)。システム化された強迫観念がノウハウ本となって流出し、ものすごい勢いで人々の思考回路や行動パターンに伝染していくような気がします。
    >でも無駄は無駄ってだけでも無いんじゃないか?と疑問を持ち始めた所
    わたしもそんなところです。
    「無駄」とか「逡巡」とか「冗長」とか、、、。今は役に立たなくてもいつか役に立つかもしれないし、別の何かの肥料になるかもしれないし、わたしじゃなくて他の誰かの役にたつかもしれないし。何かをあきらめたときに、別の何かを得ているかもしれないし・・・。
    無駄だった、ときり捨てるのではなくて、とりあえず保留しておこう、ぐらいには考えられるようになりたいかなあ。
    効率や合理性によって分割される時間とは違う、別の時間感覚や別の思考回路を見つけたいですね。
    >ネガティブとポジティブの両極激しいみたいな事
    きっとKeikoさんの物事に対する接し方なんでしょうね。ブレが激しいと大変かもしれないけれど、振幅そのものがエネルギーを生み出しているのかもしれないですよ。
    チョコレートワッフルおいしそう! この時期のチョコレートは一年中でいちばん美味しく感じます。

  5. keiko

    kirinさん、返答ありがとうございます。
    別に大袈裟とかではなくって、
    何だか救われました。
    なんででしょうー?
    ・・kirinさんが今までの沢山本を読まれていたり(多角的に)、元々の視野が広かったり広かったり、感性とアタマの良さの融合だったりするのかなーなんてお世辞じゃなく思ったりしてます。
    なのに「食」っていうか普通に喰いしんぼ?!な感じがいいですよねー  笑
    記事もコメントレスも今回何だか本当に心の栄養になって感謝してます。完全にkirinさんの栄養にはなり得ない感じのreコメントですが、今後お力になれることもあろうかと・・笑!!(必ず
    ところでチョコは春〜夏にかけて一旦興味を失うのでしょうか。・・・チョコラBBは欠かせないkeikoでした。
     
    関西的に美容にキくものって何なのでしょう?特に食べ物で・・・

  6. keiko

    追伸:酔っ払ってお邪魔してすみませんー。普通に色々おかしな文章になっていました。
    見て見ぬフリをして頂ければ幸いです・・・。
    ^^

  7. kiryn

    なんだこの楽しいレスは!?と思って読むと、ホロヨイでございましたか。ごきげんなのですね。でも飲みすぎ注意ですよ^^
    わたしのほうこそ、半分グチみたいな文章にのってきてもらえてすごくうれしかったですよ。
    わたしは音楽センスはないから分からないけれど、音で世界に関わっている人は、きっと言葉も音の一部なのかなっと思いました。
    あーなんかややこしく書いてますね。なんとゆーか、Keikoさんの書くものは即興ってかんじなんですね。新鮮です。
    >ところでチョコは春〜夏にかけて一旦興味を失うのでしょうか。・・・
    うん。
    真夏は食べたい気がおきない。秋から冬ですね、やっぱ。
    チョコレート会社にのせられてますねぇ。

コメントは停止中です。