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ローテ・グリュッツェ

 当分お仕事モードになりそう。でも、暑くて頭が働きませんっ!
 クーラー入れると体が激冷えするし、切ると熱が体にこもって気持ち悪いし、結局だらだら汗をかいているほうがマシだったりする。でも暑い・・・××
 ドイツで避暑したのも一瞬だったなあ。なんかもうすっごく前のことのよう。もうだいぶ忘れてしまったけど、これだけは忘れてはいけないというのが、Rote Gruetze(ローテ・グリュッツェ)というデザート。
 赤い果物(チェリーとかベリー類)を煮込んで作ったソースに、カスタードやバニラアイスを合わせて食べるものなのだけれど、さっぱりしていてすごく美味しかった。簡単そうなレシピなのだけれど、いかんせん、日本では何種類ものベリーなんて手に入らないし・・・。また食べたい一品でした。
 あと、アイスクリームもさんざん食べた。アイスというよりジェラートか。日本とちがって安い。だいたい60セントか70セントくらいで売っていた。香料がきつすぎるのものあったけど、1ユーロもしないしお手軽だしで、みつけたら買ってた。涼しいとはいえ、昼のおそとは日差しがきつくて暑いんで。(あんなに日差しがきついのに、概して肌の弱い白人たちが無防備に歩いているのはびっくりするけど)。

山口小夜子さん

訃報に驚いています。
彼女のエッセイを昔読んだとき、素敵なひとだなとずいぶん感化されたので、お亡くなりになったというのを、どこか信じたくない気分になっている。
モデルになったのも、もともと洋服が好きで、それは幼少のころの洋服もぜんぶお母様が取りおいておかれたという環境にも関係しているかもしれないという話や、あんなにきれいな黒髪だけど、ほんとはクセ毛に悩んで手を変え品を変え、黒髪ストレートを実現された話などを覚えている。
辻村ジュサブローや鈴木清順らの名前も結び付いていて、『ツィゴイネルワイゼン』の映画を見たのも彼女のエッセイがきっかけだったかもしれない。オリエンタリズムの入った日本的なものや日本の美を体現されていて、わたしは、あの浮世離れした神秘的な雰囲気にとても魅かれていた。

ドイツ旅行:本屋さん

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たくさんのすてきな古本屋さんをみつけたのだが、夏期休暇中だったり、クローズしたあとだったり、土日だったりで、眺めるだけに終わってしまった。残念です。
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街中の本屋さんではヤノシュの本をたくさん買い込もうと意気込んでいたのだけれど、意外においていない。あるのはあるんだけど、もっているものだったり、イマイチなものだったりで、本屋さん一軒あたり、1、2冊しか置いてなかった。そんなものなのかなー。
でも買い込んだものの絵がやっぱりすごく愛らしいので、満足です。
今回びっくりしたのは、ヤノシュさんはまだご存命だったこと! もうすごい昔の人かと思っていた。すごいおじいちゃんのイメージだった。あと、2006年のアストリッド・リンドグレーン賞にノミネートされたというのも、なんとなくうれしい。

ドイツ旅行:街歩き編

 ブレーメンに行ってました(↓アリバイ写真)。
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 ハンザ同盟の自由都市と世界史で習ったことと、ブレーメンの音楽隊のイメージくらいしかなかったけど、旧市街の建物や駅舎や教会がものすごく豪奢で、この街の経済力と気概を感じるのに十分だった。旧市街そのものはそんなに大きくはなくて、トラムにのってれば、観光地はほとんど回れる。観光にも力を入れているけれど、観光だけしかない街という印象ではまったくなかった。そういう意味で、京都に似ているように思った。
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 教会もカトリック系とプロテスタント系があった。なんとなく、プロテスタント教会のほうが豪奢だったような気がする。たまたま、近くのアートスクールの学生さんがパイプオルガンを練習しにきていて、教会のなかでオルガンの音を楽しむことができた。空間のすべてに音が広がっていくようで、ずっとそこで聞いていたかった。
 ブレーメンは天気がとてもよくて、暑いくらいだったのだけれど、近郊都市のブレーマーハーフェンはびっくりするくらい寒かった。ヴェーザー川は暗雲たれこめる泥川だった。厳寒の日本海にきたかんじだ。ここは、日本の感覚だと冬だ。もっていった服を無理やりぜんぶ着込んでも寒くて、ホテルでじっとしていた。でもヒーターもつかないから、実はホテルも寒かった。ショーウィンドーに飾られている夏服に意味があるのか? ここには住めない、と思ってしまった・・・寒いの苦手。
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ドイツ旅行:お買い物編

数年ぶりにドイツを旅行した。
まずはお買い物。最初は免税店で、ということになるのだけれど、免税店での買い物はお店がいっぱい並んでいるわりには商品がワンパターンで、買うものがあまりない(高級嗜好品には縁がないし)。化粧品もノン・ケミカル系に切り替えたから免税店のご利益なし。というわけで買ったものは、香水とおみやげ用の小物と菓子類。
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香水はニナ・リッチのLove in Paris。花の香りが鮮やかで、時間がたつとムスクの香りが残る。ちょっとフェミニンすぎるかな、と思いつつも、華やかなのでこれにした。
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あとGALのバームのセットを買う。黄緑色の箱が可愛くて、中に入っているバームのケースも丸くて可愛くて、ほとんど衝動買いだった。ひとつひとつにフルーツの香りを閉じ込めていて、いいかんじ。小分けにしておみやげ用にするつもり。
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食べ物はフルーツ・ゼリーを買う。この手のゼリーをヨーロッパではよく見かけるので、美味しいのかな、どうなのかなと常々思っていて、チョコレートばっかり買い込むのも芸がないので、買ってみた。帰国して早速味見してみたけど、珈琲と合わなさすぎてびっくり! おまけにやっぱり香料のにおいがすごい。見た目は赤や紫や黄や緑と色鮮やかなんだけどな。
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それからドイツのスーパーやドラッグストアでお茶をいっぱい買い込む。BIOマーク付きのを買ったけど、意外に安くてうれしい。日本の輸入雑貨店で有機物を買うと最低でも700円くらいはするから、1ユーロあたりで買えるのはやっぱりお得だ(でも安すぎて、本当にBIOなのか一抹の不安が)。
ブレンドしているお茶を売る紅茶専門店にも行ってみたかったけど、夏期休暇中だったりで、こちらは縁がなかった。
ほかにもいろいろ買ったのだ。蜂蜜とかスプーンやフォークのセットとかハーブ入りの塩とかヴェレダの化粧品とか山ほどのチョコレートとか蜂蜜で作ったクッキーとか。でも正直、まだまだ買い物したりない気分。もう少し長くいたかったな。

ヨガ

 運動不足は重々承知なので、一時期ヨガを習いに行こうかと逡巡していた。どうせ習いに行くんなら流行のホットヨガとかいいなあ、と思いネットで検索していたのだけれど、元来の出不精がたたってか、なかなか即決できない。
 ぐずぐずしている間に、本屋でCDつきのヨガブックが大量においてあるのを発見し、安いしモノは試しと買ってみた。ついでにヨガマットとエクササイズ用パンツも購入する(やはり形から入らないと続かないと思ったので)。
 ヨガマットは薬臭さが鼻について、干したり拭いたりしてもなかなかとれず、結局あまり使っていない(みんなどう処理してるんだろ?)。でもCDはけっこういい。本だけだとよく分からないポーズも、インストラクターの解説つき映像だと、そのままマネればいいから簡単。ちょっと続けると、なんとなーくおなかまわりが締まってきたような?
 何につけても自宅でするのは、継続が難しかったりする。ヨガも同じで、仕事が忙しくなるとやらなくなったりする。でも習いに行っていたら、今通っている暇ないのに〜!と定期的にイライラしそうだから、自宅ヨガはわたしには合っているかも。パワーヨガのポーズはほんとうにときどきしかしておらず、いつもラクチン系のヨガばっかりやってしまうのは反省。

バトン

merinoさんからまわってきたバトンですが、勢いで書いてみようではないですか。
お題は「恋愛バトン」だそーです。
1、外見でタイプを教えて下さい。
一貫性なし。間口広し。(たぶん)
でも手指が美しいと見惚れる。
2、内面でタイプを教えて下さい。
絵がじょうずなひと(それは内面か?)。
食べるの好きなひと(それも内面か?)
3、恋愛対象はいくつから??
相手次第かと。
4、無口な人と喋る人どっちがいい??
 
両極端でなければどっちでもいいかなー。
無口すぎて一言も喋ってくれなくて汗ばっかりかいていた人と話をしなきゃいけなかったのは、ツラかった。マシンガン・トークもツライよね。
5、異性のどんな所に弱い??
自分の性格や行動と逆なところ。
実は熱血だったり、実は詐欺師体質だったり、大言壮語だろと聞き流していたらいつのまにか高層ビル建ててた、みたいなのに弱い。
6、異性にされて、もしくは言われて嫌なことは?
ネガティブ・マインド系のネガティヴ・トーク。勘弁して・・・。
8、積極的ですか消極的ですか??
意外と積極的です。でも封印しています。
9、告白したい方されたい方??
どっちもめんどう。
10、このバトンを回す人の恋愛観を知りたい人の恋愛におけるイメージは??
こんなんですいません、merinoさん。
わたし恋愛体質じゃないんです・・・

適当メモ

怒涛の一週間がすぎて、まだまだ終わらない日々が続きます・・・。
右手指が腱鞘炎気味になって、キィボードをうつのがツライ。おまけに吹き出物がおでこを中心で出来てしまって欝。原因が分からなくていやだ。寝不足?栄養不足? しかも今朝は寝ぼけ眼でテーブルを運んでいたら、足をすべらせて思いっきりアゴをテーブルで打った。なんなのー厄日なのー? 疲れがたまっているわ・・・。
『天空の城ラピュタ』を見る。はじめたみたけどおもしろかった。もう20年も前の作品なのね。映像すごいー。建物とか城のパーツが丁寧に描かれていて、センスいいなあ、とあらためて思った。
夜眠れなくて、中村うさぎの『私という病』を読んだ。
共感するところももちろんあるんだけれど、でもこれは半分煽りだよね。この人はこういう風にしか書けないんだろうけれど、男性一般に対する怒りと不信をこれでもかとぶちまけて終わりではなくて、それを昇華させたものが読みたかったな、とは思った。なんというか、《敵》と正面衝突するこの手の発想はもういい、というかんじ。ずらしたり、別の発想を見せてくれたり、そういうのが読みたい。・・・甘っちょろいんですかね?わたしは。
疲れてるときに読んでさらに疲れてしまった・・・。
では当分お仕事モードにもどります。

映画感想

 「トロイ」をみた。「グラディエーター」に続いて古代舞台の戦争映画です。ストーリーは完全に「グラディエーター」の方がうまいけど、戦闘シーンだけなら、「トロイ」も「キングダム・オブ・ヘブン」並みによかった。
 個々の役者さんもよかったなあ。とくにトロイの王様を演じたピーター・オトゥールの演技などとくに。慈愛と敬虔な心は持ち合わせているけれど、政治的な判断能力はない、人のよさそうな哀れな王の役がとてもうまかった。
 オーランドは、「キングダム」のカッコいいバリアン役のときには、さほどなんとも思わなかったが(フツーにカッコいい)、今回のパリス役の彼はすごくいいですねー。可愛すぎるわ。

河瀬監督&宇治散策

 カンヌ国際映画祭で河瀬直美監督がグランプリを受賞。
 商業ベースにのりそうもない実直な作品を作ってきた人が高く評価されたことに、うれしい思いがするし勇気づけられもする。「殯の森」で扱われているテーマも心魅かれるものがある。公開されたらぜひ見に行きたい。テレビでちらりと映る映像の、緑深い森の色が目に染み入るようだ。
 先日の休日、宇治を散策する。風はきつかったかが、天気もよく、宇治川のほとりを日傘をさして歩くと、随分と癒された気がする。
 平等院鳳凰堂は小学校の遠足以来。こどものときに見たものよりも小さく感じたけれど、この建物自体、普通の建築物よりかなり小さく作られている。見た目やバランスの美しさを優先させて、機能性が後回しになっている。本来的には、遊び心ある貴族が作らせたというかんじだ。
 楽器をもった飛天の群れはなかなかすばらしい。密教思想が混在しているとのことで、12世紀あたりの中世日本の思想状況などおもしろそう。
 あと、宇治といえばやはりお茶。茶そばに茶団子、お薄とぜんざいを食べ、抹茶と煎茶と抹茶チーズケーキをおみやげに買う。抹茶ソフトクリームも食べたかったけど、おなかいっぱいで無理だった。表参道にお茶の香りがあふれているのもよかった。